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令和6年1月8日 当法人小田理事長が「日本福祉大学第19回ケアマネジメント研究セミナー」に登壇します。

「地域包括ケアシステムにおけるインフォーマル資源の課題と可能性」 ~ケアマネジメントに求められる「見つける・つなぐ・つくる」機能とは?~

介護保険制度がスタートしてほぼ四半世紀。日常生活圏域を基本に「生活上の安全・安心・健康を確保するために、医療や介護、障害・福祉、行政などのフォーマル支援(サービス)だけでなく、多様な主体による介護保険サービス以外のインフォーマル支援が適切に提供される地域包括ケアシステム」が求められています。
そしてそれらを包摂する「地域共生社会」の名の下、高齢者・障がい者・子ども・生きづらさを抱える人たちを包括的に支援するだけでなく「支え手としての在り方」が提言されました。
令和3年以降、厚生労働省はケアマネジメントにおいて「インフォーマル資源」を積極的に位置づける方向性を打ち出しました。居宅介護支援事業所における特定事業所加算の算定要件にも当該地域住民による自発的な活動によるサービス等として明記されています。地域包括支援センターや生活支援コーディネーターがインフォーマル資源を「発見・連携・育成」する基本は「日常生活圏域」の「面の支援」が中心です。しかし地域の要介護高齢者にとって必要なのは「点の支援」です。「点の支援」が「面の支援(支え合いの地域づくり)」につながるインフォーマル支援をどのようにケアマネジメントに位置づけるかを考えます。

■午前の部 10:00~12:00 あいさつ・・・奥田亜由子(日本福祉大学ケアマネジメント技術研究会)

【記念講演】 (10:20~12:00)

「0歳から100歳までの地域包括ケア ~ケアマネジメントにおける地域資源創出の課題と実践のポイント~ 原田正樹教授(日本福祉大学学長)

3年間のコロナ禍は「三密禁止」の号令により地域の集まりやつながり、顔の見える関係がことごとく分断された。一方で支援困難なケースは急増した。これからは要介護高齢者だけでなく障害者・生活困窮者・子ども・子育て世帯、生きづらさを抱える人たちを包摂的に支える「地域資源=地域の力」をいかに地域で育成していくか、またつなげていくか。それはケアマネジメントの喫緊の課題ともなっています。「地域共生社会」の実現と重層的支援体制の確立の視点からケアマネジメントにおける地域資源(インフォーマル支援)の創出の課題と地域で活動する高齢・障害分野のケアマネジャーに求められるアクションへの実践的問題提起と提言

■午後の部
【シンポジウム】 13:00~15:00
・シンポジウム:進行・・・荒木篤(日本福祉大学ケアマネジメント技術研究会)
テーマ:「インフォーマル資源の発見と育成のポイント~私たちの実践的アドバイス~」

「楽笑が描く地域共生社会の新しいカタチ~ひとづくり・つながりづくり・資源づくり~」 社会福祉法人「楽笑」理事長  小田泰久氏
「地域資源づくりの勘所は『地域まるごと・我がこと』~街のお悩み相談室の実践から~」 高知県香美市社協生活相談センター所長 徳弘博国氏
「ケアマネジャーのインフォーマル資源取組みの課題と可能性~寺子屋ワークの実践を含めて~」 栃木県宇都宮市 社会福祉法人美のりの里 のん美里ホームながおか 砂川由美子氏(主任介護支援専門員)

【振り返り・まとめシンポ~】・・・15:10~16:00
進行  高室しげゆき(日本福祉大学ケアマネジメント技術研究会) 「明らかになった次世代ケアマネジメントにおけるインフォーマル資源の課題」

詳細・申し込みはこちらから。https://www.n-fukushi.ac.jp/kenkyu/daigakuin_zemi/24_1/index.html